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認知療法
あがり症の治療法には色々なものがありますが、認知療法もその中のひとつです。この認知療法とは、あがり症を客観的に分析していくことからスタートします。そして、あがり症となってしまった原因というものを究明し、それを改善するまでの手順を踏まえながら「あがる」という思い込みを無くしてあがり症を克服する方法なのです。
手順としては、先ずあがり症の症状が出ている時の状況において、その時の自分の心情を記録しておきます。自分が物事をどのように考えていたかを記録することで、自分の意識がどのように動いているのかを検証するのです。
あがり症の人の場合、例えば「自分の知識不足のせいで上手に説明する事が出来ないのだと、皆から思われていないか」などと考えるようです。ここには自意識の過剰と被害妄想などが絡み合っています。
そして、実際には余計に緊張してしまうようであり、声が震えてしまうといった症状が出てしまいます。
他の例では、「的確な返答が出来るかどうかテストする為に、何か質問をしてくるのでは?」などと考えることもあるようです。やはり、他人から自分がどう見えるのかが異常に気になるようです。
このように思い込みを検証する作業をして、更にあがり症がどうして起こるのか分析をします。そして意識を徐々に修正してきますが、思い込みはとても強い場合があり、簡単にはなくなりません。
この認知療法は時間がかかりますが、根本的な対処にも繋がりますので、諦めずに続けていくことです。
あがり症を克服する方法